Googleアナリティクスの登録・設定方法【2021年版】
- 2020.08.26
- Googleアナリティクス
こんにちは、アクセス解析&SEO分析ツール「アナトミー」開発チームの内村です。
Googleアナリティクスは無料で利用できるうえ高機能なアクセス解析ツールです。
この記事では、Googleアナリティクスの登録・設定方法から使い方まで、初心者の方にも分かりやすく説明しています。
是非試してみてください!
Googleアナリティクスとは
Googleアナリティクスとは、Googleが無料で提供するアクセス解析ツールのことです。無料で使えるツールですが、とても高機能で、必要な機能は網羅されており、使いこなすことができればこれ以上のツールはないでしょう。
Googleアナリティクスでできることについては、以下の記事を参考にしてください。
- 関連記事:Googleアナリティクスとは?
Googleアナリティクスの登録手順
それでは早速、Googleアナリティクスを登録していきましょう。
Googleアナリティクスのサイトにアクセスし、[無料で設定]ボタンをクリックします。

Googleアカウントでログインしていない場合は、ログイン画面が表示されます。Googleアナリティクスで使用するGoogleアカウントでログインしてください。

Googleアナリティクス アカウントの登録
次はGoogleアナリティクス アカウントの登録を行います。

以下の項目を入力します。
項目 | 説明 |
---|---|
アカウント名 | 現在登録しようとしているアカウントの名前を入力します。 一つのアカウントで複数のサイトを分析できるので、ウェブサイトの名前とは別の名前にしましょう。 |
アカウントのデータ共有設定 | GoogleアナリティクスのデータをGoogleと共有するか、設定できます。特に事情がなければ、そのままでよいでしょう。 |
入力できたら、[次へ]をクリックしてください。
測定対象の指定

以下の項目を入力します。
項目 | 説明 |
---|---|
プロパティ名 | 分析対象とするWebサイトの名前を入力します。 |
レポートのタイムゾーンン | タイムゾーンを選択します。「日本」を選択します。 |
通貨 | レポートに表示する通貨を選択します。「円」を選択します。 |
ここでは[次へ]ボタンを押さず、[詳細オプションを表示]をクリックします。

[ユニバーサルアナリティクスプロパティの作成]をチェックします。また、ウェブサイトのURL欄に、分析対象のドメイン名を入力します。
ここまで入力が終わったら、[次へ]をクリックしてください。
Googleアナリティクス4プロパティ(GA4プロパティ)と、ユニバーサルアナリティクスプロパティ(UAプロパティ)とでは、Googleアナリティクスの分析画面や計測方法が大きく異なります。また、アクセス解析ツールやWordPressテーマの多くは、GA4プロパティに未対応です。GA4プロパティからUAプロパティへ切り替えることもできません。そのため、現時点ではGoogleアナリティクス4プロパティと、ユニバーサルアナリティクスの両方を作成することを強く推奨します。
プロパティの登録
ここでは、分析対象のサイト情報を登録します。

以下の項目を入力します。
項目 | 説明 |
---|---|
業種 | ウェブサイトの業種を選択します。業種によってコンバージョン設定のプリセットが変わるので、正しく設定しましょう。 |
ビジネスの規模 | 会社の規模を選択します。 |
利用目的 | Googleアナリティクスで利用する予定の機能を選択します。 |
[作成]ボタンをクリックすると利用規約が表示されます。利用規約に同意するとGoogleアナリティクスの登録が完了です。
Googleアナリティクス アカウントやプロパティについて詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
Googleアナリティクスのトラッキングコードを設置する
次に、Googleアナリティクスで計測を行うためのトラッキングコード(タグ)をWebページに設置します。
ここでは、HTMLを直接編集して設置する場合と、WordPressに設置する場合の2通りの方法を説明します。
HTMLを編集して設置する場合
ウェブストリームの詳細画面で、「グローバル サイトタグ(gtag.js) ウェブサイト作成ツールや、CMS でホストされるサイトをご使用の場合、このタグを設定」をクリックします。

すると、次のようなトラッキングコードが表示されるので、コピーボタンをクリックします。

次にWebページのHTMLを開き、headタグ内にトラッキングコードをペーストします。
<html>
<head>
<title>xxxxxxx</title>
<!-- Global site tag (gtag.js) - Google Analytics -->
<script async src="https://www.googletagmanager.com/gtag/js?id=G-123456789-1"></script>
<script>
window.dataLayer = window.dataLayer || [];
function gtag(){dataLayer.push(arguments);}
gtag('js', new Date());
gtag('config', 'G-123456789-1');
</script>
</head>
計測対象にするページ全てに、トラッキングコードを埋め込んでください。
トラッキングコードの内容は、サイトによって異なります。かならず、グローバルサイトタグに記載されたトラッキングコードからコピーしてください。
ウェブストリームの詳細画面を閉じてしまった場合でも、トラッキングコードを確認できます。Googleアナリティクスのトラッキングコードとは?発行、確認方法を解説 を参照してください。
WordPressに設置する場合
WordPressにトラッキングコードを設置するには、header.phpを編集します。
以下の手順で、トラッキングコードを設置してください。
- WordPressの管理画面で [外観]-[テーマエディタ]を選択します。
- 「テーマヘッダー (header.php)」を選びます。
<head>
タグ直後にトラッキングコードを貼り付けます。- [ファイルを更新]ボタンをクリックします。

header.php に、Googleアナリティクスのトラッキングコードを入れたファイル をダウンロードできます。WordPressの代表テーマ5つのheader.phpを収録しているので、ぜひご利用ください。
header.phpサンプルダウンロード(1,025KB)入力したメールアドレスにダウンロードURLをお送りしましたのでご確認ください。
そのほか、WordPressではGoogleアナリティクスの設置に対応したテーマやプラグインもあります。詳しい手順については、以下の記事を参照してください。
Wixに設置する場合
Wixにトラッキングコードを設置するには、Wixの管理ツールにログインしてトラッキングコードを直接指定する方法と、Google タグマネージャー経由でトラッキングコードを指定する二通りの方法があります。
詳しい手順については、以下の記事を参照してください。
Googleアナリティクスの動作確認
Googleアナリティクスの登録と設置が終わったら、動作確認してみましょう。
GA4プロパティとUAプロパティの場合とでそれぞれ説明します。
リアルタイムレポートを確認する(GA4プロパティ)
まず、Googleアナリティクスのトラッキングコードを設置したページにブラウザで何度かアクセスしてみます。
- Googleアナリティクス4プロパティのメニューで、[レポート]-[リアルタイム]を選択します。
- 「過去30分間のユーザー」を確認します。

上記のようにユーザー数が1以上ならアクセスが計測されており、トラッキングコードが正しく設置できたことが確認できます。
なお、「過去30分間のユーザー」が0になっているときは、トラッキングコードが正しく設置されているかを見直してみてください。
リアルタイムレポートを確認する(UAプロパティ)
ユニバーサルアナリティクスプロパティの場合も、まずはトラッキングコードを設置したページにブラウザでアクセスしてみます。
- Googleアナリティクスのメニューで、[レポート]-[リアルタイム]-[コンテンツ]を選択します。
- ページビュー数をクリックします。
- ページのURLやページビュー数を確認します。

なお、ページビュー数に何も記録されていないときは、トラッキングコードが正しく設置されているかを見直してみてください。
Googleアナリティクスの設定
Googleアナリティクスにはさまざまな設定があり、正しく設定しないと計測できなかったり、不要なデータが計測されたりします。
Googleアナリティクスのトラッキングコードを設置したら、まず以下の3つを設定しましょう。
- 関係者のアクセスを除外する
- クロスドメイントラッキングを設定する
- コンバージョンを設定する
関係者のアクセスを除外する
自社やパートナー企業など、関係者からアクセスをIPアドレスで除外し、Googleアナリティクスに記録しないようにします。不要なアクセスが除外されることで、より正確なアクセス数を把握できるようになります。
クロスドメイントラッキングを設定する
複数サイトを分析する場合は、クロスドメイントラッキングという計測設定が必要です。複数サイトをまたがって遷移したユーザーの導線を分析できるようになります。
コンバージョンを設定する
Googleアナリティクスでは、資料請求や商品の購入、会員登録といったサイトの目標のことをコンバージョンと呼んでいます。コンバージョンは設定しない限り計測できないため、早い段階で設定しておきましょう。
このほか、Googleアナリティクスには、上記以外にも見逃しやすい設定があります。次のセミナーでも詳しく解説しています。
Googleアナリティクス・サーチコンソールを学ぶ!はじめてのアクセス解析セミナー(無料)
Googleアナリティクスの使い方
Googleアナリティクスの基本となる使い方を紹介します。まずは必ずチェックしたい2つのレポートを紹介します。
サイトへの流入元を分析する
どこからWebサイトへ流入してきたのか、流入元を分析します。流入元を分析することで、どのようなメディアからの流入が多いのか、今後強化すべきポイントなどを探ることができます。
トラフィック獲得レポート(GA4プロパティ)
次の手順で、サイトへの流入元を分析できます。
- Googleアナリティクスで[集客]-[トラフィック獲得]メニューをクリックします。
- [セッションのデフォルトチャネルグループ]を選択します。
- チャネルグループごとのセッション数が表示されます。

チャネルグループは、次のように流入元の種類を表します。
チャネルグループ | 説明 |
---|---|
Organic Search | GoogleやYahoo!Japanなど検索エンジンからの流入 |
Direct | 直接URLを入力した流入(ブックマークを含む) |
Referral | 外部サイトのリンクからの流入 |
Paid Search | リスティング広告等からの流入 |
Organic Social | SNSからの流入(広告除く) |
Paid Social | SNS広告からの流入 |
Affiliate | アフィリエイトサイトからの流入 |
Movie | 動画からの流入 |
Display | ディスプレイ広告からの流入 |
メルマガからの流入 | |
(Other) | 未分類の流入 |
集客サマリーレポートを表示する(UAプロパティ)
[集客]-[概要]メニューをクリックすると、集客サマリーレポートが表示されます。

上位のチャネルの円グラフに、流入元ごとの割合が表示されています。チャネルの意味は以下の通りです。
チャネルグループ | 説明 |
---|---|
Organic Search | GoogleやYahoo!Japanなど検索エンジンからの流入 |
Direct | 直接URLを入力した流入(ブックマークを含む) |
Referral | 外部サイトのリンクからの流入 |
Paid Search | リスティング広告等からの流入 |
Social | SNSからの流入 |
Affiliate | アフィリエイトサイトからの流入 |
Display | ディスプレイ広告からの流入 |
メルマガからの流入 | |
(Other) | 未分類の流入 |
円グラフをクリックすると、各チャネルグループの詳細を分析できます。
アクセス数の多いページを分析する
アクセス数(ページビュー数)の多いページを分析することで、Webサイトの中で重要なページがどこなのかを把握することができます。
「ページとスクリーン」レポートを表示する(GA4プロパティ)
- Googleアナリティクスの画面で、[レポート]-[エンゲージメント]-[ページとスクリーン]メニューをクリックします。
- ページタイトルとその表示回数(ページビュー数)が表示されます

行動レポートを表示する(UAプロパティ)
- Googleアナリティクスの画面で、[行動]-[サイトコンテンツ]-[すべてのページ]メニューをクリックします。
- ページ(URL)とそのページビュー数が表示されます

アナトミーでアクセス数・流入元を確認する
Webサイト分析ツール「アナトミー」の無料ダッシュボードでは、Googleアナリティクス・サーチコンソールの情報に加え、実際にページにアクセスして情報を取得しているので画面キャプチャやタグ構造の情報も分かります。
アクセス数(PV数)をアナトミーで分析する
アナトミーの「登録URL」機能に確認したいページを登録すると、直近8週間のPV数が確認できます。またページ詳細レポートでは、PV数だけでなく画面キャプチャの情報やタグ構造の情報、検索キーワードの一覧も一緒に確認できます。

PV数を含めた12種類のデータの8週間分の推移を確認できます。グラフにカーソルをホバーするとその週の数値を確認できます。

アナトミーで流入元を分析する
starterプラン以上で利用できるアナトミーのタイルビューでは、1つのページを1つのタイルで表現しています。そのタイル上に各ページの様々なGA4データを表示し、視覚的にサイトのアクセス状況を分析できます。

上記の赤枠内の青いタイル上には、各チャネルからの流入数が表示されています。タイルをクリックすることでどのページへ流入したのか遷移アニメーション付きで確認できます。

o.search(Organic Search)のタイルをクリックすると、緑色のタイル(各ページのタイル)上には、Googleなどの検索エンジンからの流入数が表示されます。そのため、検索エンジンからの流入が多いページ、少ないページが一目で分かります。
まとめ
今回の記事ではGoogleアナリティクスの登録・設定方法についてご紹介しました。
冒頭でも述べたように、アクセス解析をするのであればGoogleアナリティクス以上に良いツールはほかにはないでしょう。
しかし、使い方が分かるにはそれなりの時間がかかってしまいます。アクセス解析を始めたいが学習に充てる時間があまりないという方にお勧めしたいのが、弊社が提供しているアクセス解析&SEO分析ツール「アナトミー」です。
「アナトミー」はGoogleアナリティクスを見やすく簡単にするビジュアライズツールで、1か月間のトライアルプランも提供しています。アクセス解析を始めたいけど、Googleアナリティクスが難しいと感じられた方は是非お試しください!