アナトミーBLOG
GoogleアナリティクスやGoogleタグマネージャーを使ったサイト分析のノウハウを公開しています

目標URLを正規表現で指定する5つの方法

こんにちは、アクセス解析ツール「アナトミー」開発チームの江頭です。

Googleアナリティクスでコンバージョン計測をするには目標設定が必要です。
目標設定は、コンバージョンページ(以下、CVページ)のURLやそれに至る通過ページのURLを入力するだけで完了できるのですが、CVページのURLが複数存在する場合には設定が少々難しくなります。

また、ECサイトのように実際に商品を購入する必要があるサイトでは、目標設定の動作テストが煩雑になるので、なるべくテスト回数を抑えたいものです。

そこで今回は、Googleアナリティクスの目標に設定するURLが複数存在する場合に使える、正規表現での設定方法とテスト方法をまとめます。

CVページのURLを正確に把握する

目標設定の前に、Googleアナリティクスに記録されているCVページのURLを確認しておきます。

具体的には、[行動]-[サイトコンテンツ]-[すべてのページ]を選び、絞り込みフィールドにコンバージョンURLの一部を入力します。

この表でページ列に注目してください。目標設定の「到達ページ」には、このページ列にマッチする正規表現を指定することになります。

Googleアナリティクスの初期設定では、ページ列はURLのうちドメイン名直後の/以降(リクエストURI)を表します。

ただし、ビュー設定やフィルタ設定の内容によっては、ブラウザでアクセスする際のURLとページ列の値が一致しないこともあります。

例えば、CVページのURLがhttps://example.com/order/complete の場合、ページ列の値が/order/completeというサイトもあれば、example.com/order/completeとなることもあります。

したがって必ず上記レポートのページ列を見て、目標設定ではどんな値を指定するのか、正確に把握するようにしてください。

到達ページの正規表現パターン5選

ページ列の値を確認したら、URLのパターンに応じて正規表現を考えます。
ほとんどのケースで以下のいずれかに該当するはずです。

前方一致:先頭が固定文字列で末尾が変数

書式:^固定文字列

URLの先頭部分が固定で、URLの末尾が複数パターン存在する場合は、行頭を表す^(キャレット)を使って固定文字列を指定します。
CVページにクエリーパラメータを含む場合などに使います。
書式は、^(キャレット)に続けて、固定文字列を記述します。

なお、正規表現で固定文字列を指定する場合の注意点ですが、正規表現で予約されている.(ピリオド)や?の前には\(バックスラッシュ)を配置するようにします。

(例1)

CVページの例/order/complete.php?order_id=11111
/order/complete.php?order_id=22222
/order/complete.php?order_id=33333
CVページのパターン/order/complete.php?order_id=*****
正規表現^/order/complete\.php\?order_id=

(例2)

CVページの例example.com/order/complete.php?order_id=11111
example.com/order/complete.php?order_id=22222
example.com/order/complete.php?order_id=33333
CVページのパターンexample.com/order/complete.php?order_id=*****
正規表現^example\.com/order/complete\.php\?order_id=

後方一致:先頭が変数で末尾が固定文字列

書式:固定文字列$

URLの先頭部分が複数パターン存在し、末尾が固定になっている場合は、行末を表す$を使って固定文字列を指定します。
地域や製品ごとにそれぞれCVページが存在するような場合や、CVページにクエリーパラメータを含まない場合などに使います。
書式は固定文字列の後に$です。

(例)

CVページの例/product1/order/complete.php
/product2/order/complete.php
/product3/order/complete.php
CVページのパターン/*****/order/complete.php
正規表現/order/complete\.php$

前方一致&後方一致:先頭と末尾が固定文字列

書式:^固定文字列.+固定文字列$

URLの先頭部分と末尾が固定で、中間が変数になっている場合は、前方一致と後方一致に加え、1文字以上の文字列を表す.+を使います。
URLの中間部分に注文IDや商品コードなどが含まれている場合などに使用します。

(例1)

CVページの例/order/11111/complete.php
/order/22222/complete.php
/order/33333/complete.php
CVページのパターン/order/*****/complete.php
正規表現^/order/.+/complete\.php$

(例2)

CVページの例example.com/order/11111/complete.php
example.com/order/22222/complete.php
example.com/order/33333/complete.php
CVページのパターンexample.com/order/*****/complete.php
正規表現^example\.com/order/.+/complete\.php$

部分一致:中間が固定文字列

URLの先頭部分と末尾が変数で、中間が固定になっている場合は、固定文字列を正規表現で記述します。
到達ページの条件に「含む」が指定できないので、代わりにこの正規表現を使うことになります。

(例)

CVページの例/product1/order/complete.php?order_id=11111
/product2/order/complete.php?order_id=22222
/product9/order/complete.php?order_id=33333
CVページのパターン*****/order/complete.php?order_id=*****
正規表現/order/complete\.php\?order_id=

完全一致&OR:複数の固定ページ

書式:^(固定文字列|固定文字列|固定文字列)$

目標URLが数ページしかなく、すべて列挙できる場合は、完全一致とORを表す|(パイプ)を組み合わせて指定します。
CVページのURLをパターン化できない場合にも使用します。
|を使用する場合は、ORの範囲を限定できる()と一緒に使うことで、正規表現パターンが分かりやすくなります。

(例)

CVページの例/product1/order/complete.php
/product2/thankyou.php
/product3/order/complete.php
正規表現^(/product1/order/complete\.php|/product2/thankyou\.php|/product3/order/complete\.php)$

正規表現が正しいかをテストする

CVページにマッチする正規表現が分かったら、正規表現が正しいかどうかをチェックしましょう。

  1. [行動]-[サイトコンテンツ]-[すべてのページ]でアドバンスをクリックします。
  2. 条件を「正規表現一致」に変更し、正規表現パターンを入力します。
  3. [適用]ボタンをクリックします。

これでCVページが漏れなくリストアップされれば、正規表現としてはOKです。

目標で到達ページを指定する

正規表現が正しいことを確認できたら、到達ページを設定します。
条件を「正規表現」に変更し、正規表現パターンを入力します。
[保存]ボタンを押して、設定完了です。

※「大文字と小文字を区別」にチェックしてもいいですが、前述のアドバンスフィルタでの正規表現テストでは大文字と小文字を区別しないときの結果が表示されているので、注意してください。

目標設定の動作を確認する

コンバージョンとして実際に計測されるかどうか動作確認をするには、[リアルタイム]-[コンバージョン]レポートを使います。

ただし、動作確認のために行うコンバージョンなので、実際のコンバージョンには計測されないよう、設定することをお勧めします。

まとめ

目標設定が終わればコンバージョンが計測できるようになるので、Googleアナリティクスの設定はこれで完了と言えるのではないでしょうか。次のステップは、コンバージョンを改善するための日常的なアクセス解析です。

Googleアナリティクスを「見える化」するアクセス解析ツール「アナトミー」を使うと、コンバージョンの推移やリンク関係、ランディングなどの情報が直感的に分かります。ぜひトライアル登録をしてみてください。

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