Googleアナリティクスのユニークユーザー(UU数)とは?
- 2023.01.25
- Googleアナリティクス
こんにちは、アクセス解析ツール「アナトミー」開発チームの内村です。
何人のユーザーがご自身のWebサイトを利用しているかご存知ですか?
ここでは、Googleアナリティクスのユニークユーザー(UU数)の意味、Googleアナリティクスを使って各ページのユニークユーザー(UU数)を確認する方法、PV数やセッション数との違いを詳しく解説しています。
関連記事:Googleアナリティクスとは?
UU数とは
UU数(ユニークユーザー数)とは、サイトやページを何人のユーザーが閲覧したかを表す指標です。
例えば、期間内に500人のユーザーがページを閲覧した場合、UU数は「500」となります。ユーザーが何回そのページを閲覧したかは、UU数には関係ありません。たとえ一人のユーザーがそのページを10回閲覧していたとしても、あくまでUU数は「500」のままです。
このように、ユーザーの利用傾向に関わらず、純粋なWebサイトのユーザー数を表す数字がUU数なのです。
ユーザーの判別
Googleアナリティクスでは、Cookieを使ってユーザーIDを記録することで、同一ユーザーからのアクセスかどうかの判別を行っています。
ただし、Cookieはブラウザ内に記録されるため、一人のユーザーが複数のデバイス(PCとスマートフォンなど)でページを閲覧していた場合、同一ユーザーと判別できないため、UU数は別々にカウントされてしまいます。
Cookie を使うと、analytics.js はブラウジング セッションをまたがってユニーク ユーザーを特定できます。ただし、ブラウザまたはデバイスをまたがって特定することはできません。
引用元:Cookie とユーザーの識別 | ウェブ向けアナリティクス(analytics.js) | Google Developers
なお、Googleアナリティクス4プロパティでは、Googleアカウント情報をユーザー識別に利用することで、複数のデバイスを使い分けた場合でも同一ユーザーとして判別できるよう改良されています。
UU数とPV数
PV数(ページビュー数)とはページが読み込まれた回数のことを表しています。
ページビューとはブラウザにページが読み込まれる(再読み込される)ことです。ページビュー数は、閲覧されたページの合計数として定義される指標です。

上の画像の例だとAさんはページA→B→Cと順番に閲覧しました。この時PV数は「3」になりますがUU数は「1」になります。
関連記事:Googleアナリティクスのページビュー数(PV数)とは?
UU数とセッション数
セッション数とは、検索や広告からWebサイトに入ってきて、離脱するまでの一連の流れが行われた回数のことを指します。
サイトやアプリでユーザーが操作を行っている時間のことです。ユーザーが 30 分以上操作を行わなかった場合、それ以降の操作は新しいセッションと見なされます。 サイトを離れたユーザーが 30 分以内に同じサイトに戻ってきた場合は、同じセッションとして扱われます。

上の画像の例だとセッション数は「3」、UU数は「2」となります。
UU数とPV数、セッション数の違いはオンラインセミナーで詳しく解説しています。
アクセス解析の基本的な考え方やよく使う指標についても解説しているので、是非ご参加ください。
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GoogleアナリティクスでUU数を確認する方法
Googleアナリティクスでは、UU数を表すのに「ユーザー」という名称が使用されています。
GoogleアナリティクスでUU数を調べる方法は2通りあって、「何の」UU数を知りたいかによって確認方法が変わります。
GA4でUU数を調べる方法
GA4でUU数を調べる方法を解説します
サイト全体のUU数を確認したい場合
Googleアナリティクスにログイン後、以下の操作を行います。
- [ レポート>レポートのスナップショット ]をクリック
- [ Webサイト全体のUU数 ]が確認できる

各ページのUU数を確認したい場合
Googleアナリティクスにログイン後、以下の操作を行います。
- [ レポート>エンゲージメント>ページとスクリーン ]をクリック
- [ ページごとのUU数 ]が確認できる

UA(ユニバーサルアナリティクス)でUU数を調べる方法
UAでUU数を調べる方法を解説します
サイト全体のUU数を確認したい場合
Googleアナリティクスにログイン後、以下の操作を行います。
- [ オーディエンス>概要 ]をクリックし、ユーザーサマリーを表示
- [ Webサイト全体のUU数 ]が確認できる
- 右上のセレクトボックスから、データの期間を選択することができる

- [ カスタム>カスタムレポート ]をクリック
- [ 新しいカスタムレポート ]を選択すると、カスタムレポート作成画面に移行

- [ 指標を追加 ]をクリック
- [ よく使われるディメンションと指標>ユーザー ]または[ 他のディメンション>ユーザー>ユーザー ]を選択
- [ ディメンションを追加 ]をクリック
- [ よく使われるディメンションと指標>ページ ]または[ 他のディメンション>行動>ページ ]を選択
- [ 保存 ]をクリック

- 作成したカスタムレポートが表示される

このように、UAではページごとのUU数を確認するためにはカスタムレポートを作成する必要があります。
アナトミーでUU数を確認する方法
アクセス解析ツール「アナトミー」では、ページごとのUU数が簡単に確認できます。
- 「UU」ボタンをクリック
- タイルをマウスオーバー
- UU推移グラフが表示される

Googleアナリティクスでは、ページごとのUU数を調べるにはカスタムレポートを作成しなければなりません。アナトミーは、UUモードに切り替えるだけで、ページごとのUU数やUU数の推移までを把握できます。
アクセス解析セミナーでも詳しく解説
「UU数・セッション数・PV数の違いがよく分からない」「UU数が少ないんだけどデータが正しく取れているのかな?」「アクセス解析した後に何をすればいいの?」といった疑問を解決できるセミナーを開催しています。
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まとめ
Webサイトを利用するユーザー数が多いことはコンバージョンの機会の多さを示すため、UU数は流入数やPV数と並んでアクセス解析に欠かせない指標です。
「アナトミー」では、このように各ページのUU数とそのページのデザイン、サイト全体でのUU数の分布をカンタンに確認することができます。