Googleアナリティクス(GA4)のユニークユーザー(UU数)とは?

こんにちは、アクセス解析ツール「アナトミー」開発チームの内村です。

何人のユーザーがご自身のWebサイトを利用しているかご存知ですか?

ここでは、Googleアナリティクスのユニークユーザー(UU数)の意味、Googleアナリティクスを使って各ページのユニークユーザー(UU数)を確認する方法、PV数やセッション数との違いを詳しく解説しています。

目次

UU数とは

UU数(ユニークユーザー数)とは、サイトやページを何人のユーザーが閲覧したかを表す指標です。Googleアナリティクス4(以下GA4)上の指標では「総ユーザー数」「アクティブユーザー数」などの指標が該当します。

  • 総ユーザー数:サイトに訪れた全てのユーザーの数
  • アクティブユーザー数:サイト内で特定の行動を取ったユーザーの数

例えば、期間内に500人のユーザーがページを閲覧した場合、UU数は「500」となります。ユーザーが何回そのページを閲覧したかは、UU数には関係ありません。たとえ一人のユーザーがそのページを10回閲覧していたとしても、あくまでUU数は「500」のままです。

このように、ユーザーの利用傾向に関わらず、純粋なWebサイトのユーザー数を表す数字がUU数なのです。
アクティブユーザー数については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

アナトミーで簡単にUU数を確認する方法

アナトミーとは、GA4・サーチコンソール(SC)の計測データを簡単に確認できるWebサイト分析ツールです。
アナトミーのdashboardプラン(無料プラン)でUU数を確認する方法を紹介します。

サイト全体のUU数を確認する方法

アナトミーでサイト全体のUU数を確認するには、ドメインレポートという機能を利用します。この機能では、UU数などのGA4データだけでなく流入に関する指標やGA4のイベント、SCデータを確認できます。
※登録ホストとは別にディレクトリを登録することで、ディレクトリごとの値も確認可能です。

Webサイト分析ツール「アナトミー」のドメインレポート画面
Webサイト分析ツール「アナトミー」のグラフと設定方法

ページごとのUU数を確認する方法

ページごとのUU数を確認するには、「登録URL」のページ詳細機能を利用します。

登録URL機能は、確認したいページや注目ページのURLを登録することで、UU数などの計測数値はもちろんHTMLのタグ構造・キーワード情報を簡単に確認できます。

Webサイト分析ツール「アナトミー」の登録URL機能の画面

GA4でUU数を確認する方法

ここでは「アクティブユーザー数」と「総ユーザー数」を確認する方法を紹介します。
※GA4では、アクティブユーザー数は「ユーザー」という名称となっています。また、「何の」UU数を知りたいかによって使用するレポートが変わります。

サイト全体のUU数を確認したい場合

サイト全体の「アクティブユーザー数」と「総ユーザー数」はGA4のホームから確認します。
Googleアナリティクスにログイン後、以下の操作を行います。

  1. [ホーム]をクリック
  2. デフォルトでは[ユーザー数(アクティブユーザー数)]が確認できる
    ※期間はキャンバス内の左下より変更可能です。
GA4のホームでユーザー数を確認
  1. 総ユーザー数を確認する場合は、上記画像の②の赤枠部分をクリックし[ユーザー > 総ユーザー数]の順でクリック
GA4のホームでユーザー数から総ユーザー数に変更
GA4のホームで総ユーザー数を確認

各ページのUU数を確認したい場合

各ページのアクティブユーザー数はレポートを利用します。
Googleアナリティクスにログイン後、以下の操作を行います。

  1. [ レポート>エンゲージメント>ページとスクリーン ]をクリック
  2. [ ページごとのUU数(アクティブユーザー数) ]が確認できる
レポート機能のレポート>エンゲージメント>ページとスクリーンでユーザー数を確認

ページ別の総ユーザー数は、現在のGA4のレポート機能では確認できないので、探索機能を利用します。
探索機能の利用方法は以下の記事で解説していますので、ぜひご覧ください。

ユーザーの判別

2024年2月まではGoogleシグナルを使い、複数のデバイス間でユーザーを特定することができましたが、これが廃止されたため、基本的にはデバイス毎のブラウザ上のCookieに記録されたデバイスID単位でユーザーが分かれます。そのため、同じユーザーでもスマホとPCでは別ユーザー扱いになります。

UU数とPV数

PV数(ページビュー数)とはページが読み込まれた回数のことを表しています。GA4上の指標では「表示回数」という指標がWEB計測におけるPV数に該当します。

ユーザーが閲覧したモバイルアプリのスクリーンまたはウェブページの数。同じスクリーンまたはページが繰り返し表示された場合も集計されます。

引用元:[GA4] アナリティクスのディメンションと指標

GoogleアナリティクスにおけるPV数とUU数の違い

上の画像の例だとAさんはページA→B→Cと順番に閲覧しました。この時PV数は「3」になりますがUU数は「1」になります。

UU数とセッション数

セッションとは、検索や広告などの別のサイトからWebサイトに流入してきて、離脱するまでの一連の流れを指します。セッション数とは、この一連の流れの発生回数を表します。

GA4上の指標では「セッション数」という指標を使いますが、GA4のセッション数という指標は、内部で管理しているセッションIDの数となります。そのため組み合わせるディメンションによっては意図しない数値になってしまいます。基本的にはセッションスコープのディメンションと組み合わせて使用します。

また、セッションはデフォルトでは30分間何も操作が無いとタイムアウトとなり終了します。継続時間に制限が無いため、日をまたいでもセッションは継続されます。

GoogleアナリティクスにおけるUU数とセッション数の違い

上の画像の例だとセッション数は「3」、UU数は「2」となります。

まとめ

Webサイトを利用するユーザー数が多いことはコンバージョンの機会の多さを示すため、UU数は流入数やPV数と並んでアクセス解析に欠かせない指標です。

アナトミー」では、このように各ページのUU数とそのページのデザイン、サイト全体でのUU数の分布を簡単に確認することができます。

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