Google タグマネージャーを初めて使う方向けに、Google タグマネージャーの概要と使い道、基本の操作法を説明します。
Google タグマネージャーを使いこなせるようになると、解析ツールの導入やボタンのクリックイベント計測など、Googleタグマネージャーを通して自分自身で行うことができます。ぜひ、使い方をマスターしてアクセス解析に役立てましょう。
本セミナーでは、GA4の探索レポートを初めて使う方でも理解できるよう、操作デモや実践事例を交えてわかりやすく解説します。基本操作から、サイト分析でよく使うデータの見方まで60分で学べます。
参加費:無料
Googleタグマネージャーとは?
Googleタグマネージャーは、ウェブページに配置するタグを一括管理するツールです。
具体的に言うと、Googleアナリティクスのトラッキングコードや、Facebook Pixel といったタグを、Googleタグマネージャーの管理画面を操作することでサイトに導入できるようになります。
Googleタグマネージャーは無料で使うことができます。
Googleタグマネージャーができること
Google タグマネージャーがカバーするエリアは広く、アクセス解析など Web マーケティングに関連したほとんどの作業を行うことができます。
| 設置するタグ | 分析機能 |
|---|---|
| Google アナリティクス タグ | ・ページビューの計測 ・イベントの計測(バナークリック、PDFダウンロードなど) ・Eコマースサイトの計測(購入など) |
| Google 広告 タグ | ・コンバージョンの計測 ・リマーケティング |
| GoogleOptimize タグ | ・ABテストの実施 |
| Facebook Pixel タグ | ・広告の効果測定 |
| Twitter Universal Website Tag | ・広告のエンゲージメント測定 |
これらの設定では、HTMLタグやJavaScriptを記述する必要はありません。Googleタグマネージャーの画面で変更するだけで大半の設定作業が完結します。
Googleタグマネージャーのメリット
Googleタグマネージャーを導入しなくても、GoogleアナリティクスやFacebook Pixelをウェブページに設置することはできます。それなのに、Googleタグマネージャーをわざわざ導入するメリットはあるのでしょうか?
Googleタグマネージャーの導入メリットについては、次の3つがあります。
Webマーケティング主体でタグを管理できる
Googleアナリティクスを始めとして、ウェブサイトの解析をするには、ウェブページに計測タグを追加する必要があります。
しかし、ウェブサイトの変更作業は、一般的には規模に応じて難易度が上がっていきます。小さなウェブサイトなら負担は少ないですが、サイト規模が大きかったり、CMS や EC パッケージなど様々なシステムが絡んでくると、関係者間の調整も必要になり、タグを追加・変更する作業自体が困難になってきます。
Googleタグマネージャーを導入すると、ウェブサイトの変更を行うことなく、必要に応じて計測タグを追加したり削除したりできるようになります。システム側の事情に一切影響されることなく、Webマーケティング主体でタグが管理できることになるのです。
タグのプレビューができる
Googleタグマネージャーの2つ目のメリットは、タグの変更を「お試し」できる点です。Googleタグマネージャーには、プレビュー機能があり、変更を確定する前に、自分だけ新しいタグの設定での動作を試すことができます。
プレビュー機能のおかげで、誤った設定を本番に反映してしまうトラブルを未然に防ぐことができます。
タグのバージョン管理ができる
Googleタグマネージャーには、バージョン管理機能があります。バージョン管理とは、設定の内容が変更の都度記録する仕組みのことで、過去の状態に戻したり、参照したりできます。
バージョン管理機能のおかげで、誰がいつどのような変更を行ったかの変更内容も記録されることになるので、タグを運用管理しやすくなります。
Googleタグマネージャーのデメリット
設定が複雑になる
HTMLに直接トラッキングコードを組み込む方式は、対象ページが多かったとしても、仕組みは比較的単純です。
一方、Googleタグマネージャはタグの設置場所やタイミング(トリガー)を細かく指定するので、設定が複雑になりやすいです。
HTML側の修正が必要になることもある
Googleタグマネージャでは、様々なタグを設置できますが、HTML側の修正なしにどんなタグでも設置できるということではありません。
例えば、バナー画像のクリックをGoogleアナリティクスのイベントとして計測したいとします。イベントの情報として、バナーの種類や配置場所も記録するには、HTMLを修正して属性を追加したうえで、Googleタグマネージャの設定を変更する必要があります。
Googleタグマネージャーを設置する
それでは実際に Google タグマネージャーを使ってみましょう。
Googleタグマネージャーを設置するには、大きく分けると3つの手順があります。
- Googleタグマネージャーのコンテナを作成する
- GoogleタグマネージャーのタグをHTMLに埋め込む
- Googleタグマネージャーでタグを登録して公開する
ここでは、Googleタグマネージャーを使って、Google アナリティクスを設置する手順を紹介します。
Googleアナリティクス4(GA4)のアカウント作成がまだな方は以下の記事をご確認ください。

Googleタグマネージャーのアカウント・コンテナを作成
まず初めに、Google タグマネージャーのサイトを開き、[アカウントを作成]ボタンをクリックします。

以下の手順でアカウントを作成していきます。
- 任意のアカウント名を入力します。
※アカウント名は企業や組織名が良いでしょう。 - 国を選択します。
- 任意のコンテナ名を入力します。
※コンテナ名はサイト名やサービス名など分かりやすい名前にしましょう。 - ターゲットプラットフォームを選択します。
※ここでは、「ウェブ」を選択しました。 - [作成]ボタンをクリックします。

「作成」ボタンを選択した後は、以下のように、「Googleタグマネージャーの利用規約」がでてくるので、利用規約を読んだ後、「GDPRで必須となるデータ処理規約にも同意します。」にチェックを入れて、「はい」のボタンを選択します。

これでGoogleタグマネージャのアカウント作成は完了です。
GoogleタグマネージャーのコードをHTML経由でサイトに設置する
画面に表示された「Google タグマネージャーのコード」を HTML へ埋め込みます。
<head>タグ内のなるべく上の方に最初のコードを埋め込みます。- 次に、
<body>タグの直後に、2つ目のコードを記述します。

コードを使用してサイトを作成している場合は、このコードは、全ページに入れておきましょう。
これで、Googleタグマネージャーの設置は完了です。
GoogleタグマネージャーでGoogleタグを登録する
Googleタグマネージャーをサイトに連携できたら、次はGoogleタグをGoogleタグマネージャーに設定し、GTM経由でGoogleアナリティクス4(GA4)の計測ができるようにします。
- サイドメニューの「タグ」を選択します。
- 「新規」ボタンを選択します。

- タグの名前を入力します。
Googleタグが設定してあるとわかれば、名前はなんでもよいです。 - 「タグの設定」をクリックします。

- タグタイプは「Googleタグ」を選択します。

- タグIDにGA4の「測定ID(”G-”から始まるID)」を入力します。
- 保存します。

これで Google アナリティクスのタグ登録が完了しました。
Googleタグマネージャの便利な機能
設定変更のプレビュー
Googleタグマネージャのプレビュー機能は、変更を公開する前に、動作テストできる機能です。
- 動作テストをするには、画面右上にある[プレビュー]ボタンをクリックします。

- 動作テストをしたいページのURLを入力し、[Connect]ボタンをクリックします。

すると、プレビューモードの画面が表示されます。プレビューモードでは、自分だけタグマネージャーの変更が反映された状態になります。
- 配信されたタグに先ほどの設定したタグが表示されていれば、問題なく設定できています。

GTMで設定したタグを公開する
公開をする場合、以下の画面のように「バージョン名」と「バージョンの説明」を記載して、公開をします。

以下のように、「バージョン〇〇は公開中」となれば無事公開されています。

さらに各バージョンの詳細画面では、タグ・トリガー・変数の変更前・変更後の設定が比較できます。
まとめ
以上、Google タグマネージャの使い方を説明しました。
Google タグマネージャには、変更履歴をバージョン管理できたり、設定のプレビューができたりするので、設定変更の敷居が低く、いざという時に元に戻せるので安心です。Google タグマネージャーを活用し、高度なアクセス解析を進めていきましょう。





