Anatomy

ANATOMY BLOG

Googleアナリティクスを「見える化」するアクセス解析ツール「ANATOMY(アナトミー)」のブログです

2019年4月8日月曜日

Googleアナリティクスの(direct)/(none)が多く計測される5つの原因とその対策 | Googleアナリティクス


こんにちは、アクセス解析ツール「アナトミー」開発チームの新枦です。
Googleアナリティクスの参照元で、「(direct)/(none)」の多さが気になったことはありませんか?
「(direct)/(none)」はダイレクトトラフィックあるいはノーリファラーと呼ばれ、参照元情報を持たないトラフィックがこれに分類されますが、ダイレクトトラフィックの割合が高い場合には要注意です。
何故なら、アナリティクスの設定の不備によって、広告やメールからのトラフィックがダイレクトに分類されてしまうことがあるからです。
この記事では、ダイレクトトラフィック(ノーリファラー)に分類されてしまうケースと、その対策法について解説していきます。


目次


1.ダイレクトトラフィック(ノーリファラー)とは?  本来の定義

トラフィックには、検索エンジンやメールマガジン、リスティング広告といった参照元があります。

トラフィックがどこから発生したか確認できるのがGoogleアナリティクスの「参照元とメディア」という項目で、例えばGoogleの検索結果からの流入なら「google/organic」、フェイスブック広告なら「facebook/cpm」といったように分類されます。
左側メニューから「集客 > すべてのトラフィック > 参照元/メディア」の順にクリック


一方で、参照元情報を持たないトラフィックも存在します。

URLを直接入力したアクセスやブックマークからのアクセスがそれで、これらのトラフィックの「参照元とメディア」が「(direct)/(none)」として計測されます。
しかし一方で、参照元を持つべきトラフィックが何らかの原因によって「(direct)/(none)」と計測される場合があります。
次項では、「(direct)/(none)」と計測されるケースとその対策について、説明していきます。

2.ダイレクトトラフィックに分類される原因とその対策

①ランディングページでトラッキングコードの設置が漏れている

トラッキングコードが設置されていないページにランディングし、そのページ内のリンクからトラッキングコードが設置されている、同ドメインのページに遷移した場合、そのトラフィックは参照元情報を失ってノーリファラーとなります。
単なるトラッキングコードの設置漏れの他に、同じドメイン内でGoogleアナリティクスの計測対象を限定している場合にも発生する可能性があるので、注意が必要です。

【対策】
・「サイトコンテンツ」で、PVがあるはずなのに計測されていない(トラッキングコードの設置漏れが起きている)ページがないか確認する。
・ドメイン内でのGoogleアナリティクスの計測対象を確認し、ランディングページが計測対象から外れていた場合には計測対象を再検討する。または、計測対象外からのリンクのURLにカスタムキャンペーンパラメータ(→補足2)を付与する。

②「https」から「http」へ流入している

https化されたサイトからhttps化されていないページへ流入すると、参照元は「(direct)/(none)」となります。トップページ等ランディングの多いページがhttps化されていない場合には「(direct)/(none)」が大きく水増しされている可能性があります。

【対策】
・常時SSL化する。最低でもトップページやランディングページはSSL化する。

③スマホアプリやWeb以外のメールソフト、QRコードから流入している

スマートフォンアプリやWeb以外のメールソフト、QRコードからの流入は、Webを経由してないために参照元情報を持ちません。ただし、一度別のURLにアクセスさせてからリダイレクトすることで、参照元情報を付与している場合もあります。

【対策】
・URLにカスタムキャンペーンパラメータ(→補足2)を付与する。

④クライアント側でリダイレクト処理をしている

ランディングページにおいて、meta refreshやjavascriptのwindow.locationを用いてリダイレクトさせている場合、ノーリファラーと計測される場合があります。

【対策】
・ランディングページでリダイレクトさせる場合は、サーバー側で行う。

⑤ユーザー側で、参照元情報を送信しない設定がされている

ユーザー側のセキュリティソフト等で参照元情報を送信しない設定がされている場合にも、ノーリファラーとして計測されます。リンクURLからの流入であればURLにカスタムキャンペーンパラメータを付与することによって明示的に計測することもできますが、基本的には対策は不可能です。

【対策】
・流入の種類によってはカスタムキャンペーンパラメータ(→補足2)の付与で計測できるが、抜本的な対策はない。

補足1: ダイレクトトラフィックなのにノーリファラー以外で計測されるケース

ユーザーの参照元情報は基本的にセッションごとに上書きされます。例えば、最初のセッションで広告から流入したユーザーが、次のセッションで検索結果から流入した場合、そのセッションの参照元情報は検索結果からの流入になります。
しかし、ダイレクトトラフィックの場合、参照元情報は上書きされません。
最初のセッションで広告から流入したユーザーが次のセッションでブックマークしたURLから流入した場合、参照元情報は広告からの流入と記録されます。

補足2: カスタムキャンペーンパラメータ(UTMパラメータ)について

Googleアナリティクスでは参照元の計測のためにカスタムキャンペーンパラメータ(UTMパラメータ)という特殊なパラメータが用意されており、これをURLに付与することで、参照元情報を明示的に与えることができます。
※計測結果のURLからはカスタムキャンペーンパラメータは除外されます。
カスタムキャンペーンパラメータは以下の5種類あり、それぞれ役割が異なります。
utm_source: 参照元を識別するために付与(必須)。
utm_medium: 参照元のメディアを識別するために付与(必須)。
utm_campaign: 参照元をより細かく区別するために付与。
utm_term: 有料検索のキーワードを特定するために付与。
utm_content: 似通ったコンテンツや同じ広告内のリンクを区別するために付与。


utm_sourceに指定した値が「参照元」に、utm_mediumに指定した値が「メディア」になります。
utm_sourceとutm_mediumは必須で、どちらかでも欠けるとカスタムキャンペーンパラメータとして認識されません。この二つのパラメータは必ず設定しましょう。

カスタムキャンペーンの付与例:
https://blog.sitenatomy.com/example.html?utm_source=google&utm_medium=cpc

3.まとめ

この記事では、参照元が存在するのにノーリファラーに分類されるケースと、正しく計測するための対策について解説しました。
集客には広告やメルマガ等コストも工数もかかるため、正確な計測が必要です。しかし実際には、Googleアナリティクスやサイトの不適切な設定・設計によって、集客情報が正確に計測できていないケースがよくあります。Googleアナリティクスでノーリファラーが水増しされて計測されていないか、よく確認しましょう。
シンメトリックの「Googleアナリティクス設定・最適化サービス」では、コンバージョンやクロスドメイントラッキング、IP除外設定など多岐にわたるGoogleアナリティクスの設定事項に加えて、集客データについても計測値をチェックし、正しく計測するためのガイダンスを致します。
Googleアナリティクスの設定事項に不安がある、正しいデータが計測できているか分からない・・・といったお悩みをお持ちのWeb担当者の方は、是非ご利用ください!

関連記事