Googleアナリティクスは無料で利用できるアクセス解析ツールです。そのため、これからアクセス解析を始めようとしている人におすすめです。
本記事では、Googleアナリティクスの使い方を初心者の方でも分かるように説明しているので、是非Googleアナリティクスを使いアクセス解析を始めてみて下さい!
Googleアナリティクスとは
Googleアナリティクスは、Googleが無料で提供するアクセス解析ツールのことです。Webサイトを訪問したユーザーの分析や集客力の高いページの分析ができます。
2005年に登場したGoogleアナリティクスは現在も進化を続けており、今では第4世代のGoogleアナリティクス4(GA4)がリリースされています。
Googleアナリティクスの登録がまだの方は、以下の記事を参照してください。
Googleアナリティクスの用語
ここでは、GA4の用語をまとめています。やさしいGoogleアナリティクスブログの他記事やGoogleアナリティクス ヘルプでも頻繫に利用される単語です。
用語 | 概要 |
---|---|
イベント | ウェブサイトやアプリ上でのユーザーの行動 例:スクロールやリンクのクリックなど |
指標 | 計測している数値 例:クリックの回数やページの表示回数など |
ディメンション | 分析の軸 例:イベント名やユーザーの年齢など |
キーイベント(コンバージョン) | 該当のサイトにとって重要なユーザーの行動 ※サイト運営者側で決めるもの例:資料のダウンロードや商品の購入など |
セッション(※指標の一種) | ユーザーがウェブサイトやアプリを操作する一連の流れ。ユーザーがサイトを閲覧した時にセッションが開始され、30分間何も操作が無ければ終了する。指標としてのセッションは、この一覧の流れの数 |
チャネル(※ディメンションの一種) | それぞれ流入元をグループ化したもの。 検索の「Organic Search」やリスティング広告の「Paid Search」などです。 その他のチャネルは以下の公式ヘルプより確認できます。 [GA4] デフォルト チャネル グループ |
その他のGA4の用語は、以下の公式ヘルプより確認できます。
- 関連ヘルプ:用語集
Googleアナリティクス4の画面の見方
GA4を開くと、このような画面が表示されます。
- データが表示されるエリアです。
- 左側がメニューです。メニューは以下の5つがあります。
- ホーム:ユーザーの利用状況から関連性の高いデータを確認できる。
- レポート:直近30分のデータの確認や簡単なデータを確認できる。
- 探索:レポートより複雑な条件を指定してデータを確認できる。
- 広告:GA4に連携されたGoogle広告のデータを確認できる。
- 管理:Googleアナリティクスのユーザー管理やイベント等の設定を変更できる。
- Googleアナリティクスのアカウントやプロパティの切り替えができる。
画面中央のエリア(①)には、サイト全体のユーザー数やキーイベント(コンバージョン)といった指標の値が表示されます。▼ボタンから表示する指標を変更できます。
GoogleアナリティクスでWebサイトを分析する際は、ユーザーの属性やページ単位によってデータを切り分けた上で、各指標の値を比較していくことが基本的な使い方になります。
Googleアナリティクスの各機能について
ここでは、それぞれの機能の解説をします。
レポート
レポート画面は以下のようになっています。
※レポートの画面は、プロパティの作成時の「ビジネスの目標の設定」に応じて青枠内の項目が異なります。
レポートのディメンションは最大2つまで設定できます。指標の入れ替えと期間の変更は画面右上から行います。
リアルタイム
「リアルタイム」では直近30分のデータを確認できます。
※リアルタイムレポート以外では直近のデータを確認できません。
ユーザー
ユーザータブ内には、「概要」「ユーザー属性の詳細」「オーディエンス」という3つのレポートがあります。よく利用するのは「ユーザー属性の詳細」タブで、ユーザーの性別や年齢といったユーザーの属性を確認できます。
ライフサイクル
ライフサイクルタブ内には様々な項目がありますが、主に利用するのは、集客タブ内の「トラフィック獲得」とエンゲージメントタブ内の「ページとスクリーン」です。
「トラフィック獲得」ではセッション単位でのチャネル グループの情報を確認できます。
ユーザーの流入元の内訳を調べたい場合に利用します。
- 関連記事:Googleアナリティクスの検索流入とは?
- 関連ヘルプ:[GA4] デフォルト チャネル グループ
「ページとスクリーン」ではURL別の表示回数(PV数)やユーザー数を確認できます。
サイトのデータをページごとに確認したい場合に利用します。
探索
探索画面は以下のようになっています。
探索は、レポートより複雑に条件を指定できます。
レポートでは、ディメンションを2つまでしか設定できませんでしたが、探索では、最大5つまで設定できます。
また、探索で作成したものはGA4上に残しておけるので、会社の定期的なレポートを作成するのに便利です。
探索機能の使い方は以下の記事を参照してください。
管理
管理画面は以下のようになっています。
アカウントの追加やプロパティの設定ができます。アカウントをはじめて作成した際はここでクロスドメインの設定やデータ期間の変更をします。
その他には、コンバージョンの設定や他のGoogleサービスへの連携もここで確認できます。
※管理機能は、ユーザーの権限によって操作できる項目が違うので確認しておきましょう。
セミナーでGoogleアナリティクスについて学ぶ
Googleアナリティクスが初めてという方は、セミナーでアクセス解析の流れをざっくり把握することをお勧めします。
以下のセミナーでは、Googleアナリティクスの解析画面を見ながら、アクセス解析で着目すべきデータやGoogleアナリティクスの設定など、アクセス解析で最初に取り組みたいことを解説します。
Googleアナリティクス・サーチコンソールを学ぶ!はじめてのアクセス解析セミナー
まとめ
今回の記事ではGoogleアナリティクスの使い方についてご紹介しました。Googleアナリティクスは分析用途に合わせて機能を使い分けます。また、初めは用語や機能の詳細がわからないと思うので公式ヘルプなどを確認しながら設定・分析を行いましょう。
なお、アクセス解析ツールには、Googleアナリティクスのデータと連携できるツールも数多くあります。
例えば、弊社が運用する、Webサイト分析ツール「アナトミー」は、GoogleアナリティクスとGoogleサーチコンソールを分かりやすく可視化したツールです。アクセス解析を始めたいけど、Googleアナリティクスが難しいと感じられた方は是非お試しください!