GA4でのクエリパラメータの扱いに関する考え方とは?

かつてのユニバーサルアナリティクス(UA)では、クエリパラメータを除外して計測するためのURLの正規化設定がほぼ必須でした。一方、現在のGoogleアナリティクス(GA4)では考え方が大きく変わっています。

GA4では、レポートや探索で使用するディメンションを適切に選択することで、クエリパラメータを除外した状態でURLを集計できるため、UA時代のような設定は基本的に不要です。

この記事では、UAとの違いを整理しながら、GA4でクエリパラメータを除外してURLを集計・分析する考え方と具体的な方法を解説します。


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目次

URLクエリパラメータとは?

URLクエリパラメータとは、URLの末尾に付与される「名前=値」の組み合わせのことです。URLのうち「?」以降の部分(クエリ文字列)に含まれます。

例えば、https://example.com/search?q=anatomy&num=10 というURLの場合、次のように2つのURLクエリパラメータがあります。

名前
qanatomy
num10

クエリパラメータは、検索条件、ユーザー識別、キャンペーン判定など、さまざまな用途で利用されます。

UAではなぜパラメータ除外設定が必要だったのか

UAでは、ページの識別にURL全体(パス+クエリパラメータ)が使われていました。そのため、同じHTMLページであっても、パラメータが異なるだけで別ページとしてページビューが集計されていました。

クエリパラメータを含むURLパスで集計されたページビュー

これらはすべて同じページですが、UAでは別々のページとして扱われます。その結果、ECサイトやキャンペーン施策の多いサイトでは、1PVしかないURLが大量に発生しページレポートが細分化され、分析が困難になる問題がありました。

この問題に対処するため、UA時代には「除外するURLクエリパラメータ」やビューフィルタによる除外設定、アドバンスフィルタでデータ参照時に除外するなどの対応を行っていました。

GA4ではパラメータ除外の考え方が変わった

GA4では、UAのようにURLを1つの単位としてページを管理するのではなく、ページパスやURLといったページに関する情報が、page_viewイベントに複数のディメンションとして紐づいて管理されています。

GA4でページのURLに関する情報を確認する際に使用する、基本的なディメンションには主に以下の2つがあります。

  • ページパスとスクリーンクラス
  • ページロケーション(またはページパス + クエリ文字列)

「ページパスとスクリーンクラス」は、URLのパス部分のみを表すディメンションです。

/search

一方で、「ページロケーション」はプロトコルやホスト、クエリパラメータを含む完全なURLです。クエリパラメータを含めてURLを確認したい場合はこちらを使います。

https://example.com/search?q=anatomy&num=10

「ページパス + クエリ文字列」はページロケーションと意味合いが近く、プロトコルやホストを除いてパスとクエリパラメータを合わせたディメンションです。

/search?q=anatomy&num=10

GA4でURLを集計する方法

GA4では、レポートや探索で使用するディメンションを「ページパスとスクリーンクラス」に指定するだけで、クエリパラメータを除外した集計が可能です。

標準レポートの場合

  1. 「レポート」>「エンゲージメント」>「ページとスクリーン」を開く
  2. ディメンションが「ページパスとスクリーンクラス」になっていることを確認

この状態で表示されるページ別のデータは、既にパラメータが除外された状態になっています。

探索の場合

  1. 「探索」を開き、「空白」を選択して探索を作成する
  2. ディメンションに「ページパスとスクリーンクラス」を追加。「行」に指定する
  3. 指標に「表示回数」(ページビュー)や「閲覧開始数」など、確認したい指標を指定する

これにより、パラメータ違いのURLが自動的に統合された状態でデータを確認できます。

パラメータを含めて集計する場合には、ディメンションに「ページロケーション」または「ページパス + クエリ文字列」を指定します。

まとめ

UAでは、クエリパラメータによるURL分断を防ぐために、クエリパラメータの除外設定やビューフィルタが必須でした。

しかし、GA4では使用するディメンションによってはクエリパラメータは自動的に除外されるため、UA時代のようなクエリパラメータの除外設定は基本的に不要になりました。

GA4の各ディメンションの役割を理解したうえで、目的に合ったデータ分析を行いましょう。

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