Googleアナリティクスのイベントとは?
- 2023.01.25
- Googleアナリティクス
ページ内のユーザー動作を把握できていますか?
ここでは、Googleアナリティクスでのイベントの見方やイベントトラッキングの設定、イベントを可視化して確認できるツールをご紹介します。
関連記事:Googleアナリティクスとは?
Googleアナリティクスのイベントとは
Googleアナリティクスでは、ユーザーがある行動を起こしたときに「イベント」を発生させ、そのイベントを計測できるようになっています。たとえば、動画の再生ボタンを押したときに「動画再生イベント」を発生させ、Googleアナリティクスのレポートで動画再生回数を計測するイメージです。イベントを使えば、ページ内でユーザーが何をしたかの詳細を把握できることになるのです。
イベントは、次のようなユーザー行動も計測できます。
- どの位置にあるリンクがクリックされたか?
- 外部リンクのクリック
- PDFのダウンロード
なお、イベントを利用するには、JavaScriptもしくはGoogleタグマネージャーであらかじめ「イベントトラッキング」を設定します。
関連記事:イベントトラッキングの設定方法|Googleアナリティクス
Googleアナリティクスでのイベントの見方
イベント数を確認する
まずは、イベント数を確認してみましょう。以下の手順でイベントレポートを表示できます。
- [行動]をクリック
- [イベント]をクリック
- [上位のイベント]をクリック

「イベントカテゴリ」は、イベントをグループに分類した名称です。この名称は、イベントトラッキング設定で指定するもので、例えば動画ならmovie、バナーならbannerのように使います。
「合計イベント数」は、各イベントカテゴリのイベントが発生した総数です。
「ユニークイベント数」は、1回のセッションで同一イベントの発生を1回までに制限したときの値です。たとえば、同じ人が同じ動画を3回再生したら、ユニークイベント数は1回となります。
イベントの詳細を確認する
「動画タイトルごとの再生イベント数」のように、イベント数をさらに詳細に分析することもできます。
動画IDやリンク先URLのようなイベントの詳細情報は「イベントラベル」に記録されています。
イベントラベルごとのイベント数は、以下の手順で確認できます。
- 分析したいイベントのイベントカテゴリをクリック
- [イベントラベル]をクリック

以下のように、イベントラベルごとのイベント発生数が把握できます。

ページごとにイベント数を確認する
サイト全体ではなく、ページ単位でイベントを分析するには、以下の手順を行います。
- [行動]をクリック
- [イベント]をクリック
- [ページ]をクリック
- URLをクリック

次のように、特定ページのイベント数を確認できます。

アナトミーでイベントを確認する方法
アクセス解析ツール「アナトミー」でも、イベント総数やページごとのイベント数を確認できます。
アナトミーではコンバージョン分析機能を利用してイベント分析を行います。
イベント数を確認する
- [コンバージョン切替]をクリック
- コンバージョンパネルに各コンバージョンが表示されます

コンバージョンパネルの中で、種類が「イベント」と表記されている行がイベントに該当するコンバージョンです。CV数は、イベント総数に当たります。
ページごとにイベント数を確認する
コンバージョンパネルで分析したいイベントをクリックすると、発生したイベント数がタイルの上に表示されます。

タイル上の数字が「イベント数」で、ページを表す四角いタイルの上に表示されています。
そのほか、アナトミーのイベント分析機能には次のような特徴があります。
- 「Ev」のマークでイベントが1回以上発生したページが分かる
- 1クリックでPVモードや流入モードに切り替え可能
- 期間指定やデバイス別(PC・スマホ)分析が可能
まとめ
イベントを分析すると、ユーザーの行動を細かい粒度で計測することができます。
また、アナトミーを使うと、サイト全体のイベント発生状況を俯瞰できるので、サイト内のどのエリアでイベントが多く発生しているか、といったことが直感的に分かります。