Googleアナリティクス4（GA4）のセッション数とは？

2024年11月29日

本記事ではGoogleアナリティクス4（GA4）やアクセス解析での指標の一つである「セッション数」についてご説明します。
セッション数と他の指標との違いをしっかり理解してアクセス解析をしていきましょう。

GA4の基本的なデータの意味、アクセス解析の基本については定期開催のオンラインセミナーで解説しております。GA4を使ったアクセス解析が初めての方はチェックしてみてください。

セッションの確認方法はこちらで解説！

Googleアナリティクスのセッション数の見方本記事では、GA4でセッション数を確認する方法とアクセス解析ツールでセッション数を確認する方法の2つを解説します。セッション数と他の指標との違いについては「Goog…

セッション数とは

セッションとは、ユーザーがWebサイトを閲覧し始めてから離脱するまでの一連の流れ・操作の事です。
セッション数とは、これらの一連の流れの回数のことです。そのため、Webサイトを1ページだけ閲覧したセッションも、10ページ閲覧したセッションも、数としてはそれぞれ「1」となります。

セッションは、ユーザーがサイトを離脱するか、30分間何も操作（イベントの発生）をしないとタイムアウトとなり、自動的に終了されます。
※セッションの継続時間はGA4の設定から変更可能です。

以下の図の例では、Aさんが9:00と13:00にサイトを閲覧し、Bさんが16:00に同じサイトを閲覧しました。この場合、Aさんのセッション数は2、Bさんのセッション数は1で、合わせるとセッション数は3になります。

このように、セッション数はアクセスしたページ数ではなく、何回サイトに訪問があったかを表す指標です。

関連ツール：GA4データを素早く簡単に確認できる【アナトミー】

セッション数、訪問数、流入数の違い

訪問数、流入数はセッション数の別名であり、同じ意味です。
上記の言葉は全てユーザーがサイトに来た回数を指します。

セッション数と他の基本的な指標の違いについてはオンラインセミナーでも解説しています。指標の意味定義からPV数の分析方法まで解説していますので、これからアクセス解析を始める方におすすめです。

Googleアナリティクス・サーチコンソールを学ぶ！はじめてのアクセス解析セミナー

セッション数の目安・平均

セッション数などのアクセスデータは、様々なサイトのジャンルによって一概にどのくらいの数値が目安になると断言できませんが、例としてブログの月間セッションは大体30,000くらいで、PV数の80%～90%くらいになることが多いです。

セッション数の単位

セッション数は前述したとおり、「ユーザーがサイトを訪問してから離脱するまでの一連の流れ」を1つの単位としてカウントしています。

セッション数の計算方法

ここでは、セッション数がどのようにGA4で記録されるのかを例と共に確認します。

最終アクセスから30分以上経過した後は別セッション

最初にも少し述べましたが、ブラウザ上でユーザーが30分間以内に何らかのアクション(ページの遷移やファイルのダウンロード、動画の閲覧など)を行っている間は、セッションは継続されます。一方、何もせずに30分経過してから何らかのアクションをした場合は、直前のセッションがすでに終了しているため、別のセッションが開始されます。

例えば、9:00から1時間ほど、10分ごとにページを閲覧し続けた場合は、30分を過ぎた場合でも1セッションとしてカウントされます。しかし、40分後にページを閲覧し直した場合は別のセッションとカウントされます。

日付が変わっても同じセッション

GA4では日付をまたいだ場合もセッションは維持されます。
例えば、1/1の23:30 から 1/2の0:30までの間、10分ごとにページを閲覧し続けていれば、1/1～1/2の2日間のセッションは1となります。
ただし、上記のケースを日単位で集計した場合は
1/1：セッション1
1/2：セッション1
となり、合計2セッションとなります。