GA4(Google アナリティクス 4)のレポートを見ていると、流入経路(チャネル)の中に「Cross-network」という項目を目にすることがあるかと思います。
「Paid Search(有料検索)や Organic Search(自然検索)は分かるけれど、Cross-networkって具体的に何のトラフィック?」と思う方も多いのではないでしょうか。
この記事では、GA4における「Cross-network」の概要から、なぜ分類されるのか、GA4での確認方法までを分かりやすく解説します。
GA4のCross-networkとは?
GA4の「Cross-network(クロスネットワーク)」とは、デフォルト チャネル グループの一つで、複数のGoogle広告配信面をまたいで発生したチャネル分類のことです。
前提として「チャネル」とは、ウェブサイトを訪れたユーザーがどこからやってきたのか(流入経路)を意味します。
Google広告の運用において、P-MAXやデマンド ジェネレーションキャンペーンなどは、単一の配信面にとどまらず複数の面にまたがって広告が配信されます。
これらは、Google 検索、YouTube、Gmail、ディスプレイ ネットワークなど、多岐にわたる配信面に自動で一括露出されます。そのため、「検索(Paid Search)」や「動画(Paid Video)」といった従来の単一チャネルへ個別に割り振ることが難しく、それらを包括する「Cross-network」に分類されます。
なお、この分類はGA4によって自動的に行われるため、広告主側で意図して「Cross-network」に設定・割り当てを変更することはできません。
公式ヘルプによる「Cross-network」の定義
Google アナリティクスの公式ヘルプでは、クロスネットワークの定義について以下のようにて掲載されています。
クロスネットワーク:参照元プラットフォームが「Google 広告」かつGoogle 広告の広告ネットワーク タイプが「クロスネットワーク」または「Google が所有するチャネル」
クロスネットワークには、デマンド ジェネレーション、P-MAX、スマート ショッピングが含まれます。
またはGoogle 広告の広告キャンペーン タイプが「P-MAX」、「アプリ」、「スマート」、「デマンド ジェネレーション」、「ローカル」のいずれか
引用元:アナリティクス ヘルプ「Traffic-source dimensionsデフォルト チャネル グループ」
上記の通り、P-MAXやデマンドジェネレーションだけでなく、「アプリ」や「ローカル」などのキャンペーンタイプもCross-networkの対象となります。
Cross-networkを正しく理解するメリット
GA4でCross-networkの数値を正しく把握・理解することで、広告の全体的なパフォーマンス評価や最適化に役立てることができます。
例えば、「検索広告(Paid Search)の数値が下がっているように見えても、実はP-MAX(Cross-network)側で検索面からの獲得が増えていた」といったケースもありえます。各チャネルの特性を把握しておくことで、間違った予算配分や判断を防ぎ、クロスチャネルでの全体最適な成果改善につなげられます。
GA4でのCross-networkの確認方法
GA4の画面上でCross-networkからの流入データを確認するには、標準レポートで確認する方法が最も手軽です。
- GA4の左側メニューから 「レポート」 を選択
- 「集客」 をクリック
- 「ユーザー獲得」(または「トラフィック獲得」)を開く

広告を配信している場合、表内の項目内に「Cross-network」が表示されます。
【参考】Cross-network以外にも進化するGA4のチャネル機能
GA4のチャネルグループは、定期的にアップデートされています。例えば最近では、Cross-networkのような広告関連だけでなく、ChatGPTなどからの流入を分類する「AI Assistant」チャネルが追加されるなど、より正確な分析ができるよう改善が進んでいます。
関連記事: GA4に「AIアシスタント」チャネルが登場|特徴や見方を解説
まとめ
Cross-networkは、P-MAXやデマンドジェネレーションといった複数の広告配信面を横断して配信される広告からのアクセスを指します。GA4によって自動で判定・分類されるため、手動で設定を変更することはできません。
このチャネルの仕組みと特徴を正しく理解しておくことで、複雑化するWeb広告の運用パフォーマンスを正確に評価し、より効果的な広告最適化へとつなげることができます。Webサイトの集客施策としてGoogle広告の横断型フォーマットを活用している場合は、ぜひGA4の「Cross-network」の数値に注目してみてください。









