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マクロ視点のアクセス解析と品質管理ツール「ANATOMY(アナトミー)」のブログです

2017年10月3日火曜日

【Googleアナリティクス】PV数が想定外・・・テストサイトへのアクセスを除外していないのが原因かも!?


ページビュー数(PV数)やコンバージョン数が想定よりも多いと感じることはありませんか?Googleアナリティクスを標準の設定のまま使うと、PV数には社内・社外の関係者からのアクセスが含まれてしまいます。それだけでなく、本番サイトとは何の関係のないテストサイト・開発用サイトへアクセスすると、そのPV数が含まれてしまうことも。

「IPアドレスで除外設定している」という人も、開発ベンダーのIPアドレスまで除外できていますか?今一度、テストサイトや開発環境へのアクセスがGoogleアナリティクスに記録されているのかいないのか、を調べてみましょう。

レポートでホスト名を表示する

まず初めに、TOPページのPV数をホスト名ごとに確認してみます。

[行動]⇒[すべてのページ]を開き、TOPページをクリックします。
次に、[セカンダリディメンション]で「ホスト名」を選択します(行動カテゴリにあります)。

すると、次のようにTOPページのPV数がホスト名ごとに分かれて表示されます。


レポートを見ると、テストサイトのホスト名 test.example.com や、開発中に使うホスト名 localhost および 192.168.0.1 のようなローカルIPアドレスが含まれていることが分かります。つまり、TOPページのPV数xxxxxのうち、xxxxがテストサイトや開発ベンターの開発中サイトへのアクセス数として記録されていることになります。
※ページ欄が「example.com/」のようにホスト名が含まれている場合、後述する「ホスト名レポート」を使って調査してください。

なお、TOPページだけではなく、サイト全体でホスト名ごとのPV数を算出する場合は、カスタムレポートを利用します。
ホスト名を表示するカスタムレポート「ホスト名レポート」をGoogleアナリティクス ソリューションギャラリーで公開しているので、以下のリンクをクリックして分析したいビューに追加してください。
https://analytics.google.com/analytics/web/template?uid=YEdp1lwiTi6-xeTFFN1HxQ

テストサイトや開発サイトのアクセスを除外する

ホスト名の分析の結果、テストサイトや開発サイトが含まれていることが分かった場合には、Googleアナリティクスの設定変更が必要です。具体的には、ビューに対してホスト名を限定するフィルタを設定します。

IPアドレスで除外するだけでは不十分です。たとえば、スマホで3G回線を使ってテストサイトにアクセスした場合、IPアドレス帯域が異なるために除外されません。ホスト名での絞り込みは対象サイトを絞り込むためのもので、IPアドレスでの絞り込みはアクセス元を絞り込むためのものです。

それでは設定手順を説明します。

本番サイトのホスト名が1つだけの場合

  1. [管理]画面でビュー列にある[フィルタ]を開きます。
  2. フィルタ名に「ホスト名限定」を入力し、フィルタの種類として「右のみを含む」「ホスト名へのトラフィック」「等しい」を選択します。
  3. ホスト名フィールドに本番サイトのホスト名を入力します。
[保存]ボタンを押す前に、「このフィルタを確認する」をクリックして、テスト用のホスト名がなくなったことを確認しておきましょう。
フィルタ適用前(テーブルの左半分)は赤枠内のホスト名が含まれていたのですが、フィルタ適用後(テーブルの右半分)はなくなっていることが分かります。

確認が取れれば、[保存]ボタンをクリックします。

本番サイトのホスト名が2つ以上の場合

正規表現を使用することで、複数のホスト名を指定できます。
  1. [管理]画面でビュー列にある[フィルタ]を開きます。
  2. フィルタ名に「ホスト名限定」を入力し、フィルタの種類として「カスタム」⇒「一致」を選択します。
  3. フィルタフィールドは「ホスト名」を選択します。
  4. ホスト名フィールドに本番サイトのホスト名を表す正規表現を入力します。たとえば、本番サイトのホスト名がexample.comとblog.example.comの2つある場合、example\.com|blog\.example\.comのように指定します(ホスト名の.の前に\を書き、各ホスト名を|で区切る)。

以降の手順は、ホスト名が1つだけの場合と同じで、フィルタの確認を行った後に[保存]ボタンを押してください。

過去のデータは補正できない

以上のようにGoogleアナリティクスの設定を変更することで、本番サイトとは関係しないサイトへのアクセス数を除外することができるようになりました。

ただ注意点になるのですが、変更の適用は以後のアクセスデータに関してのみで、設定変更前のデータには相変わらずテストサイト・開発サイトのPV数が含まれてしまいます。

参考:【Googleアナリティクス】新規追加したビューには過去のデータは含まれない

設定変更前のデータも補正したいのなら、サイト分析ツール「アナトミー」を使うとよいでしょう。「アナトミー」は、Googleアナリティクスに記録されたURLを独自に再集計し、不要なホスト名を除外したり、特定ホストに絞り込んだりして分析することができます。

フィルタの設定が難しいと思った方や、フィルタの設定変更ができない方は試してみてはいかがでしょうか。

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