GA4のメモ機能の使い方を解説

皆さんはWebサイトの変更履歴を記録していますか?

Webサイトの変更内容や実施したキャンペーンを記録しておけば、流入やコンバージョンに変化が起きたときに、要因の調査や施策改善に活かすことができます。

本記事では、2025年3月に新しく追加されたGA4のメモ機能の概要や使い方をご紹介します。

目次

GA4のメモ機能とは?

2025年3月より、GA4のレポート機能のグラフにメモを残せるようになりました。そのため、データの変化や施策内容をいつ行ったかという記録を簡単に残すことができます。

現在、メモは折れ線グラフにしか設定できません。

GA4のレポート機能にメモを残せる

メモ機能でできることは以下のことです。

【メモでできること】

  1. グラフにメモの追加(1000個まで作成可能)
  2. 「タイトル」「説明」「日付/期間」の3つの項目の設定
  3. 色の変更
  4. 「期間バーを非表示」と「メモを非表示」の切り替え


※メモを作成する場合は、プロパティ単位で編集者以上の権限を持っていることが条件なので、メモを作成できない場合は権限の確認をしてください。

メモの機能の使い方

ここでは、メモの作成方法と編集方法の2つをご紹介します。

メモを新規作成する

メモを新規作成するには「ホーム」か「レポート」画面に移動します。

  1. グラフを右クリックするし、「メモを追加」を選択する
GA4のレポート画面より折れ線グラフを右クリックする
  1. 「タイトル」「説明」「日付/期間」「色」を設定する
    ※タイトル文字数の制限:半角 60 文字(全角 30 文字)
    ※説明文字数の制限:半角 150 文字(全角 75 文字)
  2. 保存する
「タイトル」「説明」「日付/期間」「色」を設定し保存する

上記のように、メモを作成するとグラフ上にメモアイコンが作成されます。

【ポイント】

どのような用途で色を使用するのか、どのようなタイトルを付けるのかなど予めルールを決めておくと、メモの管理がしやすくなります。

メモを編集する

まずは、「ホーム」と「レポート」画面に移動します。

  1. メモアイコンを左クリックし、メモビューアを開く
メモアイコンを左クリックする
  1. メモを選択して編集する
任意のメモを選択し編集する

もし、メモを削除せず、表示/非表示の切り替えをしたい場合は、メモビューアの右下にある歯車マークより変更できます。
※ただし、非表示の切り替えをすると全てのメモがグラフから表示されなくなります。1つずつメモの表示/非表示切り替えはできません。

期間バーとメモの表示/非表示を切り替えることができる

メモの作成・編集・削除は管理画面からも行うことができます。管理画面からは以下の手順でメモの編集画面に移動できます。

  1. 管理画面に移動する
  2. データの表示内にある「メモ」を選択する
管理画面のデータの表示内にメモを選択することで、新規作成・編集・削除ができる

GA4が自動で生成するメモについて

データに大きな変化がある場合、GA4側でメモを自動で作成する場合があります。
また、メモアイコンの色はオレンジ色で、これらのメモは編集または削除することはできません。

GA4が自動で生成するメモはオレンジ色のメモが生成される
ユーザーは色を6色まで設定できる

Webサイト分析ツール「アナトミー」でメモをする方法

ここでは、Webサイト分析ツール「アナトミー」でページ単位にメモを残す方法をご紹介します。
アナトミーは、GA4とサーチコンソールのデータを統合・可視化したツールです。

有料版のstarterプランから利用いただけるタイルビュー機能は、1つのURLを1つのタイルで表しているので、タイルをクリックするだけで、ページ間の遷移はもちろんページの詳細なデータを簡単に確認できます。

そんなタイルビューの機能には、ノートの機能も備わっており、ページのメモだけでなくKPIの設定も簡単にできます。

Webサイト分析ツール「アナトミー」のタイルビュー機能で画面キャプチャ上にメモを残す

上記の画像のように、画面キャプチャ上のどの部分にメモを残したいか選択するだけでメモを簡単に残せます。
ページにKPIを設定したい場合はページタイルを選択し、ページ全体にノートを作成することでメモと一緒にKPIを設定できます。

ページ全体にメモを残すと一緒にKPIも設定できる

まとめ

本記事では、2025年3月より実装されたGA4のメモ機能についてご紹介しました。メモを残すことで施策をいつ行ったのかや変化が起きたときの要因の調査や施策改善をしやすくなります。またGA4では、グラフに対してメモを残すことができますが、ページ単位でメモを残しておきたい方はぜひWebサイト分析ツール「アナトミー」をご利用ください。

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