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マクロ視点のアクセス解析と品質管理ツール「ANATOMY(アナトミー)」のブログです

2017年10月16日月曜日

アンカー形式のカスタムキャンペーンURLをパラメータ除外して集計するには?


Googleアナリティクスで流入元を区別するためにはカスタムキャンペーンを使います。

カスタムキャンペーンのURLには、クエリー文字列形式(?utm_source=xxxx&・・・)以外にも、アンカー形式(#utm_source=xxxx&・・・)が使えます。
しかし、2つの書式のそれぞれにメリット・デメリットがあるのですが、アンカー形式のキャンペーンURLはほとんど使われていません。その理由の一つが、Googleアナリティクス上ではキャンペーンパラメータを含んだ状態でページが記録されてしまい、分析の支障になることがあります。


この問題を解決し、アンカー形式のURLも使えるようにする方法を説明します。

アンカー形式のURLは検索エンジンにインデックスされないのがメリット

まず先に、クエリー文字列形式とアンカー形式との大きな違いを1つ挙げてみます。

Google検索で"?utm_source="を検索してみてください。
検索結果の3ページ目あたりから、?utm_source=を含むURLが散見されますね。
クエリー文字列形式で指定したキャンペーンパラメータは、検索エンジンにインデックス登録されるのです。
もしユーザーが検索エンジンの結果をクリックしたら、検索エンジンからの流入ではなく、広告やアフィリエイト経由といったキャンペーンパラメータで指定した経路からの流入だとして間違った判断がされてしまいます。

Googlebotなどの検索エンジンは、URLの#以降を無視するため、アンカー形式ではこの問題は発生しません。
また、アンカー形式では重複したURLを避けることができる点でも、SEO上効果がありそうです。

※アンカー形式にもリダイレクト時の注意点などがあり、どちらの書式も一長一短なところがあります。本記事では、既にアンカー形式を使用している方を対象として構成しています。


フィルタでフラグメントを除去する

それでは本題に戻ります。

アンカー形式のカスタムキャンペーンURLを使用すると、Googleアナリティクス上では次のように表示されます。
TOPページが何種類ものURLに分かれ、非常に見通しが悪いですね。


これを解決するために、フラグメントを除去するフィルタを登録します。

  1. Googleアナリティクスの管理画面を開きます。
  2. ビュー列の[フィルタ]をクリックします。
  3. [フィルタを追加]ボタンをクリックします。
  4. フィルタ名に「フラグメント除去」、フィルタの種類を「カスタム」⇒「検索と置換」、フィルタフィールドをリクエストURI、検索文字列を#.*$と入力します。
  5. [保存]ボタンをクリックします。

このフィルタ設定によってフラグメント部分が除去されるようになり、バラバラに集計されていたURLがパラメータをまとめたURLとして集計されるようになります。ただし、Googleアナリティクスの仕様上、フィルタ設定後のアクセスデータのみが再集計の対象となります。

一方、Googleアナリティクス上のURLにはキャンペーンパラメータが出現しなくなりますが、utm_sourceutm_mediumに指定した情報は引き続き維持されます。
例えば、[集客]⇒[すべてのキャンペーン]を参照元/メディア別にみると、次のようにアンカー形式で指定した情報が保持されていることが分かります。


さらに見通し良く分析にするには?

フィルタの設定でランディングページのPVが把握しやすくなったら、ランディングページへの流入元や流入後の遷移数などを正しく分析できるようになります。また、サイト分析ツール「アナトミー」を使うと、正しく集計できるようになったGoogleアナリティクスのデータを利用して、今度は流入元や流入後の遷移を見通しよく把握できるようになります。

なお、アナトミーを利用する際は、フラグメント除去フィルタの設定が完了し、ページのURLに#が出現しなくなったことを確認した上での利用をお勧めします。
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