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マクロ視点のアクセス解析と品質管理ツール「ANATOMY(アナトミー)」のブログです

2017年9月28日木曜日

【Googleアナリティクス】イベントトラッキングを使用せずにPDFダウンロード数を計測するには?


GoogleアナリティクスではPDFなどのファイルダウンロード数を計測する場合、イベントトラッキングを使う方法がよく紹介されています。


<a href="anatomy.pdf" onlick="ga('send', 'event', 'download', 'anatomy.pdf')">
    資料ダウンロード
</a>

ダウンロード数だけを計測するのであればイベントトラッキングでも可能です。ですが、イベント方式はページビュー方式とは別体系で記録されるため、ダウンロード画面におけるPDFダウンロード率などを簡単に把握することができません。

そこで今回は、ファイルダウンロードをHTMLページと同じ「ページビュー」としてトラッキングすることで、分析をやりやすくする方法を紹介します。


ページビューとしてPDFダウンロードを計測する方法

ファイルダウンロードリンクをページビューとして計測するためのコードは以下の通りです。

<a href="anatomy.pdf" onclick="ga('send', 'pageview', '/pdf/anatomy.pdf')">
    資料ダウンロード
</a>

すると、リンクがクリックされる度に、1ページビューとしてカウントされていきます。
あとは通常通り、Googleアナリティクスの[行動]-[すべてのページ]画面を開くと、他のページと一緒にPDFダウンロード数が表示されるので、PDFダウンロード率などが把握しやすくなります。

また、[ナビゲーションサマリー]タブに切り替えることで、PDFダウンロード前後の遷移数などを把握できます。

ビジュアルなサイト分析ツール「アナトミー」も、上記で紹介したページビュートラッキングに対応しているので、ファイルダウンロード前後のユーザー動線を直感的に確認できます。

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サイト全体を一括でページビュートラッキング化する

イベントトラッキングにしてもページビュートラッキングにしても、ページのaタグを修正しないとダウンロード数がカウントできない、というのはあまりにも不便ですよね。

そこで、PDFダウンロードリンクを一括でページビューに対応させる、簡単かつ確実な方法を紹介します。

Googleタグマネージャーを導入している場合

こちらに手順をまとめました。

Googleアナリティクスのスニペットタグを記載している場合

<head>タグにGoogleアナリティクスのタグを配置している場合は、JavaScriptでページ内に含まれるリンクを一括対応できます。
以下のJavaScriptファイルをアップロードし、<script src="tracking-pdf.js"></script> タグをHTMLのできるだけ末尾に記載してください。
※jQuery 1.7以上が必要です。
tracking-pdf.js
$(function() {
    $("a").on("click", function() {
        var url = this.href;
        if (url && url.match(/\.pdf$/)) {
            ga('send', {
                'hitType': 'pageview',
                'location': url
            });
        }
    });
});

なおこのJavaScriptコードでは、aタグのhref属性の書式(相対URLや絶対URL)に影響されることなく、GoogleアナリティクスにPDFのURLが正しく記録されるように対応しています。

全体のページビュー数が底上げされるのを防ぐには?

ページビュー方式でダウンロード数を計測する方法は、詳しい分析ができるようになって便利な反面、サイト全体のページビュー数にファイルダウンロード数も加算されてしまう問題点もあります。サイト全体に対するダウンロード数の割合が小さい場合には、サイト全体の数値への影響は少ないでしょうが、それでも離脱率や平均滞在時間に影響を与えることは避けられません。

この問題に対処するには、PDFダウンロードを計測するビューと、PDFダウンロードを計測しないビューの2つのビューを使い分けるようにするとよいでしょう。

具体的には、これまで使っていたビューはPDFダウンロードを計測しないように設定を変更します。また、新しくビューを作成し、こちらではPDFダウンロードを計測できるようにします。

1.PDF計測用のビューを作成する

まず現在使用中のビューをコピーして、PDF計測用のビューを作成します。
[管理]-[ビュー設定]を開き、右上にある[ビューをコピー]をクリックします。

新しいビューは「PDF計測ビュー」など分かりやすい名前に設定します。

2.PDF計測しないように既存ビューを設定変更する

これまで使用していたビューには、pdfを除外するアドバンスフィルタを設定します。

  1. [管理]画面でビュー列にある[フィルタ]を開きます。
  2. フィルタ名に「PDF除外」を入力し、フィルタの種類として「除外」「サブディレクトリへのトラフィック」「最後が一致」を選択します。
  3. サブディレクトリには「.pdf」を入力し、[保存]をクリックします。


このように2つのビューを使い分けることで、従来と同じ分析結果を継続しながら、必要に応じてPDFを含めた導線分析もできるようになります。

なお、アナトミーで導線分析を行う場合は、PDF計測用のビューを指定することをお勧めします。

まとめ

ページビュートラッキングを導入することで、ダウンロード数とページへのアクセス数とを並べて比較できるようになります。また、流入元を含めた分析を行うことで、PDFダウンロード率を向上させるためのヒントが分かるかもしれません。

サイト分析ツール「アナトミー」を使うと、流入元からPDFダウンロードまでの導線を1画面で分析することができます。また、ヒートマップのようにクリック率の高いリンクをカラー表示してくれるので、たとえばダウンロード画面でPDFリンクよりもクリック率が高いリンクはどのリンクか、といった分析が可能です。Googleアナリティクスとも併用できるので、興味のある方はぜひ使ってみてください。

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