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マクロ視点のアクセス解析と品質管理ツール「ANATOMY(アナトミー)」のブログです

2017年5月22日月曜日

アクセス解析の指標を整理しよう! 指標の由来② | ユニークユーザーとは?


この記事では、アクセスデータ成立の由来を遡ることで、アクセス解析の基本的な指標の意味を理解していきます。
ページビューやセッション、ユニークユーザー、離脱率、訪問回数など、様々な指標に混乱してしまわないよう、今一度整理してみます。

前回の記事では、「はじめにページビューありき」と題してページビューの成り立ちについて説明しました。


アクセス解析の指標を整理しよう! 指標の由来① | ページビューとは?

ユーザーはどこから来たの?リファラーとは?

Webサイトが複雑になるにつれて、そのアクセスはどこから来たのか、ユーザーはサイトをどのように回遊しているのか、いわゆる動線分析をするニーズが生じてきました。
リファラーのフォーマット
前のページURLが格納されているのが、リクエストヘッダ―のリファラー情報(直前のURL)です。リファラー情報はインターネット標準仕様に入っているので、いつでも利用できる汎用性のある情報です。リファラーは2つのアクセスを関連付け、ドメインを超えても利用できます。

しかし、2つの点でリファラーだけで動線分析をするには不十分でした。1つはリファラーはどこから来たかは分かっても、どこへ行くかは分からず、URL直アクセスの場合には記録がありません。もう1つは、ユーザー特定情報がないので、個々のユーザーの動きを追跡することはできません。また、セキュリティーなど様々な理由によりリファラーが無いアクセスも多くあります。

サイトに何人来ているの?ユニークユーザーとは?

リファラーの不自由さを解消してくれる技術がクッキーです。クッキーは、同一ドメインに対するアクセス時に自動的に特定情報を送信するブラウザの仕組みです。ユーザーIDが10番の人に、常に10という数字をクッキーに入れて送信させることができます。これで、ログサーバー側で継続アクセスであることが分かるようになりました。よって、発行したクッキーの数を数えればユーザーの数が分かります。
クッキーの仕組み
これで分かるように、実はユニークユーザーという数字は、クッキーのユニーク数です。その数字はシステム計測された信頼できる数字なのですが、実際の人を数えているわけではありません。当然、別のブラウザーやデバイスからアクセスすれば別のクッキーになり別人とカウントされるので、現在のユーザー環境では、ユニークユーザーという呼称には大きな違和感があります。

クッキーにより、個々のアクセスを繋ぎ、遷移情報を得ることができます。クッキーには有効期限が設定でき、より長い期間にすることで同一ユーザーを追跡することが可能です。GoogleAnalyticsでは2年間となっています。これにより、ユーザーが新規かリピーターの区別を付けることができるようになりました。

クッキーが実現するユーザー識別

ユニークユーザーは名前の意味定義としてはマッチしませんが、数値自体はシステム計測の信頼のおける数値です。ユーザー遷移を認識するだけでなく、派生効果として、新規とリピーターが分かるようになった(クッキーが無ければ新規)ことも重要です。

次回、「ユニークユーザー」から「セッション」がどのように生まれたのか、という話に続きます。

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アクセス解析の指標を整理しよう! 指標の由来③ | セッションとは?
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